瑞牆山(2230m)
毎年、新緑や紅葉の季節にサイクリングで訪ねる瑞牆山。登ってみたいと思ってはいたものの「まぁ、いつでも登れるから」となぜか足が遠のいていました。
でも今日は思い切って。
早朝6:16分の電車に乗って、韮崎まで各駅停車の旅。
韮崎からは1時間15分のバス行程。ようやく登山口の瑞牆山荘に到着したのは10時05分。あぁ、長い旅だった(笑)
登り始めるといきなり、今にも転がり出しそうな巨石の群れ。いかにも奇岩の山、瑞牆らしいオープニングです。
瑞牆山の全景に触れるスポットは行程中、ここだけ。山頂付近がガスに覆われていますが、願わくばこれ以上ガスがかかりませぬことを。
登山口からほどなく、富士見平小屋に。
「瑞牆方面に向かわれる方はハチにご注意を!天鳥の手前あたりで巣を突かれて気が立っています。すでに3人が刺されています」と、小屋番の若者。
いくつかのアップダウンを繰り返し、天鳥川に。
ブーンブーンと飛び交うハチの姿も無く、ひと安心。
続いては、名物「桃太郎岩」出現。
どれだけ大きいのかと言うと・・・、ほら右の階段を下るハイカーと比べてみて下さい!
岩の間を縫うように、
そして岩をかき分けるように進みます。いや、ホント楽しい!
そうこうしているうちに、大ヤスリ岩が目の前にドカーーーンと出現!
いや、噂には聞いていましたが実際目の当たりにするとスゲェ迫力!
そして頂上(2230m)に。ガスガスで遠望はまったくききません。
遠望はダメだけど、山頂直下でスモークの演出を受けてそそり立つ大ヤスリ岩に乾杯!
そんな大ヤスリ岩をとことん楽しむクライマーたち。やるなぁ・・・。
僕はと言えば、瑞牆ラーメンの出来上がり!(笑)
結局、ガスに包まれた山頂からの眺めはこの大ヤスリ岩だけでしたが、見慣れた南アルプスや八ヶ岳の眺望よりも迫力の点では間違いなくNO.1!
それにサイクリングで瑞牆公園から見上げるだけだったこの岩を山頂から見下ろすことが出来た満足感でもう十分!
あっ、ちなみに今年の5月、サイクリングで瑞牆山を訪ねた時の写真がこれ。
おぉ、大ヤスリ岩がそそり立っていますね!
山頂を後にして、大ヤスリ岩を振り向くと・・・
上の写真でロープにつかまっていた赤いヘルメットに青いジャケットのクライマーは何と、女性だったのですね!
そして再び、富士見平小屋に。山頂を退散した時間が早かったせいか、まだ14時前。
この調子なら14:25のバスに間に合いそうだな。
せっかくなので、美味しいと評判の水場で補給。
今夜の焼酎のお供に(笑)
14:15、瑞牆山荘到着。
いやぁ、コンパクトな行程ながら、とても楽しめる山行でした。
本日の歩行距離、約6km。
増富ラジウムライン、クリスタルラインと瑞牆山の周辺はいつもグルグル自転車で走り回っているのに「行こうと思えばいつでも」という距離感のせいか、これまで一度も登ったことのなかった100名山、瑞牆山。今日やっと実現しました。
いやぁ、それにしても片道わずか3kmの道のりがこれだけ楽しい山登りはなかなかありませんね!
少しでも安く!をモットーに各駅停車利用のため、バス便含め往復約7時間のアクセスに対し、4時間半の行程でしたが大満足の山行となりました。
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コメント
INTER8さん
ほんのわずかな距離ながら、変化に富んだ行程が楽しいルートですね。
しかし、いつも自転車で走っている道をバスに揺られて、というのもなんだか不思議な感覚でした。よくまぁ、こんな坂道を走っていることだ。。。、と(笑)
投稿: さだぼん | 2013年9月26日 (木) 07時31分
この山は頂上からの眺望も素晴らしいですが、登りの道程もアスレチック気分で楽しめますよね。僕もまた登りたくなってきました。
投稿: INTER8 | 2013年9月26日 (木) 00時27分
RPさん
はじめまして、コメントありがとうございます。
私なぞ、瑞牆山頂から大ヤスリ岩を覗き見るだけで、足がすくむ思いでしたのに、あのてっぺんに立たれたとは!
金峰山頂の五丈岩にも登られているのでしょうね、きっと。
私は見上げるだけでしたが(笑)
投稿: さだぼん | 2013年9月24日 (火) 22時27分
こんにちは。
富士見平小屋の雰囲気は変ってませんね。
昔の奥秩父の雰囲気が残っているような気がしました。
大ヤスリ岩の頂上には、一度立ったことがあります。
アンカーにくくり付けられたテルモスの中に、記帳用のノートが入っていたことを思い出します。
貴記事を拝見して、昔の記憶が蘇りました。
投稿: RP | 2013年9月24日 (火) 12時39分