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2011年7月11日 (月)

富士山(3776m 須走口) 二日目

2011_0710_183_2 富士山、本七合目から見たご来光。 一生忘れ得ぬ思い出となりました。

2011_0710_118_2 午前4時前、ほとんど眠れないままセットしたアラームが鳴る前に起きあがって外に出てみると、早くも地平線が赤く染まり始めていました。

2011_0710_152_2 山中湖上に浮かぶ雲海の向こうに赤い太陽がキラッとその頭のてっぺんをのぞかせたのが4時29分。

2011_0710_171_2 この時期、下界では暑くて鬱陶しいだけの太陽ですが、ここでは生きとし生けるものすべてに恵みを与えてくれる神々しさが肌に直接伝わってくるようで、涙さえあふれてきます。

2011_0710_186_2 さあ、感動のショーを堪能したらそろそろ小屋に戻って出発準備にかからなきゃ。 見晴館前の鳥居から。

2011_0710_187_2 前夜、僕たちと一緒に見晴館に宿泊した登山客は20人でしたが、大半の人が夜中のうちに出発して山頂でのご来光見物を目指したようです。
なので、朝食のテーブルを囲んだのは僕たちを含む3パーティー6人だけでした。

2011_0710_194_2 小屋を出発した5時30分にはすでにいつもどおりの夏の太陽がサンサンと・・・。 山中湖に映える光が美しいですね。

2011_0710_200_2 昨日のガスに煙った様子とは一変、晴れ渡った下界の景色に時々目をやりながら一気に頂上を目指します。

2011_0710_202_2 須走ルートは比較的登山者の少ない静かなルートですが、本八合目(3370m)からは登山者の多い吉田ルートと合流します。
突然目の前に登山者が増えるのでびっくりしますが、梅雨明け直後とあってか歩行に支障が出るほどの人出ではありません。

2011_0710_206_2 本八合目より山中湖方面を。 ここから山頂まで標高差350m、最後の踏ん張りです!

2011_0710_215 ほら、あの鳥居をくぐり抜けたら頂上だよ!

2011_0710_228_2 そしてついに山頂の久須志神社(3715m)に。 時刻は7時10分、見晴館出発から1時間40分でした。

2011_0710_229_2 久須志神社から時計回りに「お鉢めぐり」へ。 でも神社付近のこのみやげ物屋が並ぶあたりは、まるで海の家?って感じの音楽が溢れ、雰囲気まる潰れです・・・
ゴミやし尿処理問題に加えて、これらみやげ物屋のあり方も世界遺産登録に向けた課題のひとつかもしれないな、と。

2011_0710_231_2 お鉢めぐりの目標はいうまでもなく富士山最高地点の剣が峰です。 火口の向こうに見えるのが剣が峰(小さく見える建物は富士山測候所)

2011_0710_242_2 剣が峰直前の最後の急登「馬の背」をあがけば・・・、あと少し!

2011_0710_253_3 8時10分、「日本最高峰富士山剣が峰」と刻まれた石碑に到達です。 もちろん富士山の標高3776mはこの地点を指します。

2011_0710_260_2 測候所横の展望台からは、本栖湖、さらに北岳や仙丈ケ岳をはじめとする南アルプスの山並みがくっきりと見通せました。
さすがに最高地点は立ち去り難く、いつまでも景色を眺め続けていると、なにやら恐竜の頭のような雲が下からモクモクと。 下山を急いだほうがよさそうですね。

2011_0710_264_2 つい数日前まで積雪で通行不可だった測候所直下も人ひとり歩けるだけの余地は出来ていました。

2011_0710_269_2 ふだん遠く離れた東京から眺めている富士山のてっぺんを今、僕たちはぐるりと優雅に周回中・・・

2011_0710_283_3 一周約60分(剣が峰での休憩除く)のお鉢めぐりを終え、下山にかかります。

2011_0710_285_2 えっ!? 向こうから走ってくるのはまさか・・・。

2011_0710_287_2 そう、須走ルートの下山道(頂上~七合目)はブルドーザー道と呼ばれ、文字どおり物資等を運搬するブルドーザーが「そこのけ、そこのけ!」って感じで何台か登ってくるんです(!)
登山客は斜面に一時退避しますが、ブルドーザーだけでなく斜面を転がり落ちてくる落石にも要注意です。

2011_0710_294_2 単調な砂礫を歩くなかでもいくつかの花に心癒されます。
これはイワツメグサ。 細く尖った花びらが特徴ですね。

2011_0710_296_2 こちらは昨日の登りでも目にしたフジハタザオ。

2011_0710_298_2 約1時間で七合目(2920m)まで下山。 ふぅ、とひと息です。

2011_0710_300_2 七合目から先は須走ルート名物?ほぼ一直線の砂走りを飛ぶように駆け下ります。
靴がザクッと潜るくらいの深い砂地のため、膝への負担は少ないとはいえ、調子に乗っているとズルッと足をとられて尻餅を・・・

2011_0710_306_2 約1時間、砂走りを楽しんだら樹林帯に突入です。

2011_0710_308_2 おや、まだシャクナゲが咲いていましたよ! ハクサンシャクナゲと呼ぶそうです。

2011_0710_307_2 こちらは可愛い花ですが、名前がわかりません・・・

2011_0710_312_2 小鳥たちのさえずりのなか、絵に描いたような森林浴を楽しみつつ、名残惜しい富士山の最終章を一歩一歩・・・

11時50分、無事に須走登山口へ。 頂上から約2時間半の行程でした。

二日間の歩行距離、約15km。
念願だった富士登山。 梅雨明け以降のピークは避けて山開き後出来るだけ早く、でもご来光時の天気は絶対条件・・・、そんなタイミングが果たして掴めるのだろうか、と毎日目を皿のようにして情報収集(笑)
気持ちが通じたのか、予定日直前に梅雨も明け、土砂降り、ガス、快晴と猫の目のように変わる山の天気をまとめて体験することも出来ました。

これから街で、山で、富士山を見るたびに単にキレイだなってだけでなく、この二日間に富士山から見た様々な景色が頭の中を駆け巡るんだな・・・、と思うとそれもまた楽しみですね。

 

 

 

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コメント

rikoパパさん、コメントありがとうございます。

当初は7月早々に決行予定だったのですが、登山道の正式開通がまだだったことや山頂に暴風が吹き荒れていた等の理由で一週間延ばしての挑戦でした。

「人間鯉のぼり」・・・(笑)
手すりにつかまるどころか、暴風で近づけないこともあるようですから、まったく無風状態のお鉢めぐりができたことはラッキーでした。

さて、来年の今頃はどうでしょう、再び登りたい気分になっているでしょうか・・・(笑)

投稿: さだぼん | 2011年7月16日 (土) 21時06分

こんにちは。 

ついに最高峰に登られましたね!
この時期の富士山というと登山道の「大渋滞」が有名ですが、貴レポートを拝見しますと、意外と人が少ないです。
コースと時間帯を選ぶと快適に昇ることが出来るのですね。
私も15年くらい前の9月の終わりに5合目を早朝に出て日帰りしたことがあります。
この時は頂上直下の「馬の背」の手摺りにつかまりながら、「人間鯉のぼり」になりました。 

すばらしい山行の記録、大変楽しめました。 

投稿: rikoパパ  | 2011年7月15日 (金) 13時10分

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