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2011年4月14日 (木)

権現岳(2715m)

2011_0414_057 残雪期の八ヶ岳。
最高の天気に恵まれましたが、いやぁ、正直言って命がけでした・・・

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朝7時前には登山口を出発したいと思い、4時過ぎに自宅を出発。
中央道を飛ばして、予定通り、6時40分に登山口(天女山入口)をスタートすることが出来ました。
登山口ですでに1375mの標高にありますが、さすがにこのところの好天で雪は跡形も無く・・・

2011_0414_005 1800mくらいまで標高を稼いでようやく残雪が。
真っ青な空、白い残雪、そして鳥たちのさえずり・・・。 昨今の世情を忘れてしまいそうなパラダイスがここに。

2011_0414_010 でも、そんな長閑な気分もあっという間。
ほどなくこの傾斜の直登が始まります。

2011_0414_011 直登ルートを目の当たりにすると・・・、僕にはまぎれもなく垂直の壁にしか見えません(笑)

2011_0414_013 「ここが一番きつい」??
お気遣いありがとうございます。 でも、もうすでにここに至るまでの直登で相当、足にキテるんですけど・・・

2011_0414_020 1800m付近から2364mのこの前三ツ頭までの急登で完全に息が上がってしまいましたが、富士山の雄姿が目の前に見えた途端、どうしてこんなに気の持ちようが変わってしまうのでしょう(笑)

2011_0414_024 でもまだまだ先は長い。
前三ツ頭の次は2580mの三ツ頭が控えていました。

2011_0414_025 三ツ頭へ向かう途中で出会ったニホンカモシカ。
逃げる素振りを見せながらも、僕の方を何度も振り返り、カメラ目線(笑)

2011_0414_026 青、白、そして緑・・。 本当に絵になる風景なのですが、僕はと言えば、ゼィゼィ、ハァハァ状態で10歩進むたびに30秒休憩・・・の繰り返し。

2011_0414_042 でも一歩一歩、着実に前へ進んでいれば展望が開けるのは人生と同じ(?)。
ようやく三ツ頭(2580m)に到達しました。 眼前にドーンッと控えるのが八ヶ岳の名峰。右から八ヶ岳最高峰の赤岳、中岳、阿弥陀岳、そして本日の目標である権現岳。

2011_0414_031 こちらは赤岳(2899m)。
昨秋、行者尾根から登ったことがもうずいぶん昔のことのように思い出されます・・・

2011_0414_032 本日の目標、権現岳(2715m)。
双眼鏡を取り出して慎重にルートの確認を。 先行者は誰もいないようです。

2011_0414_034 ところでこの三ツ頭山頂からは、360度の眺望が楽しめるんです。
まずは富士山。

2011_0414_035 時計回りに視線を動かすと見えてくるのが北岳、仙丈ヶ岳をはじめとする南アルプス連峰。

2011_0414_036 そのお隣りは、中央アルプスの山々ですね。

2011_0414_037 さらにその右には木曽御嶽山。 なお、手前の山は編笠山(2534m)。

2011_0414_038 そして最後は北アルプス連峰。
小熊黒沢林道を自転車で走ると、まるで手を伸ばせば届くような距離でその雄姿を楽しめますね。

2011_0414_044 さあ、360度の眺望を楽しんだら、いよいよ権現岳へチャレンジです。

2011_0414_076 ここからはダブルストックをザックに仕舞い、身体をしっかり確保できるピッケルに持ち替えます。

2011_0414_050 権現岳へ向かうルート途中、振り返ると三ツ頭と富士山がちょうど重なるように・・・

2011_0414_051 権現岳の頂上が徐々にハッキリと。

2011_0414_054 実は上の写真でも分かるように山頂直下の大岩が本日最大の難所でした。
山頂へ向かうにはどうしても、この大岩の下をトラバースせねばならないようです。

2011_0414_055 しかし、トレースはご覧のとおり、靴一足分の幅のみ。
しかも数日来の好天のせいで腐りかけた雪は一歩踏み出せばズブズブ・・と崩れないとも限りません。

2011_0414_053_2 ここでバランスを崩したら最後、この高度感のある傾斜をとどまるところ無く転げ落ちていくことに・・・。

2011_0414_056 岩にへばりついて何とかトラバースを無事に切り抜けました。
Vサインのような頂上がもうすぐそこに。

2011_0414_071 ご覧のとおり、最後は岩登りです。

2011_0414_065 岩に囲まれ立錐の余地も無い頂上でした。
なので、セルフタイマーを利用した登頂記念写真も、ミニ三脚にセットしたカメラと被写体の距離が十分にとれず・・・(笑)

2011_0414_066 こんな高度感のある眺望を楽しみながらカップラーメンとオニギリの昼食とします。

2011_0414_074 ほとんど風も無いおだやかな山頂で小一時間を過ごしたら、もと来たルートを引き返します。
こんな雪屁(せっぴ)を踏み抜かぬよう注意しながら歩くのですが、そもそも這い松に積もった雪の上を歩くのですから、トレースをたどっても思わぬところでズボッと太股まで潜ってしまうことを何度も繰り返します。

2011_0414_078 三ツ頭まで戻ってきたところで、本日踏破した権現岳をバックに・・・。
ちょっと普通の山行きでは得られない感慨があったものですから、つい・・・(笑)

2011_0414_086 実はこの後、前三ツ頭を過ぎて下山する途中、雪上のトレースを見失ってしまい、熊笹に囲まれた谷あいの雪の中をズボズボッと何度も膝上まで足を潜らせながら下ってしまいました。
ルートを見失ったな・・・と気づいてはいたのですが、もはや急勾配を引き返す元気もなかったので、すぐ横に見える稜線まで出てみようと、写真矢印(青色)をトラバースすることに・・・
運良く、午前中登った正規ルートに戻ることが出来たからよかったものの、雪上のトレースには注意が必要ですね。

2011_0414_089 予定時間を約一時間ほど遅れて、ようやく登山口の天女山入口交差点に戻ってきました。
朝も、下山時も駐車していたクルマはほかに無し。 もちろん、道中で誰一人登山者に会わなかったので、今日は僕ひとりの権現岳だったってことなのでしょう。

本日の歩行距離、12km。
残雪期とはいえ、やはり八ヶ岳。 アプローチの急登といい、頂上直下の岩登りといい、それなりの経験が必要なようです。
そういう意味では今回の権現岳の経験で、僕の山歩きも一皮むけたような気がするのは手前味噌でしょうか・・・

 

 

 

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