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2011年1月23日 (日)

北横岳(2480m)、縞枯山(2403m)

2011_0123_080 厳冬期の北八ヶ岳に足を踏み入れました。

2011_0123_006 早朝、4時40分の始発電車に乗り込んで、向かうは茅野。 さらにバスに揺られること約1時間。
ピラタスロープウェイ山頂駅、9時の気温はマイナス14℃。 マイナス10℃前後は見込んでいたものの、粉雪が舞い散る標高2200mに降り立って、「途中撤退もありか・・・」と不安を抱えながらひとまずスタートです。

2011_0123_008 今日の茅野方面の天気予報は「晴れ」。 しかし、中央本線の車窓から見る八ヶ岳には青空の中そこだけ厚い雲が被っていて中腹以上はまったく見えない状態でした。
こんな視界の効かない状態でどこまで進めるか・・・、晴れの予報に期待に胸膨らませてここまで来たのに、ちょっとテンション下がっちゃいます。

2011_0123_015 坪庭をぬけるとほどなく北横岳ヒュッテが目の前に。
北横岳登頂の帰路に立ち寄ってここで昼食の予定ですが、北横岳までの天候が気がかりです。
あいかわらず、ずっと雪が舞っている状態でしたから・・・

2011_0123_020 ヒュッテ前のモンスターたち。
まるで映画に出てくる氷の世界のワンシーンのよう・・・

2011_0123_026 それでも時おり強風に散った雲の向こうに青空が一瞬、見え隠れします。
なんだか骨だけになった動物のミイラたちの行進のように見えませんか(笑)

2011_0123_032 で、なんとか北横岳山頂に。
しかし残念ながら厚い雲のただなかに突入したと見えて、強風とガスとでご覧の状態です。
ここでもゾンビたちの行進が・・・(笑)

2011_0123_041_640 あまりの強風のため、眺望のきかない山頂は早々に退散です。

2011_0123_047 えっと、これは何をしているかといいますと、アイゼンの踏ん張りがきかず、ステンッ!と尻餅をついたところでしょう・・・(笑)

2011_0123_052 行きは静かだった北横岳ヒュッテ前も帰りにはご覧の人・人・・・
時間は11時。 まだ少し早いですが、予定どおりここでお昼ごはんとします。

2011_0123_062 眼下に坪庭が広がるようになると、八ヶ岳方面の厚い雲も消えてしまったようで、薄日も射してきました。

2011_0123_066 そうなると、俄然テンションが盛り返してきます(笑)
おーし! 途中撤退どころか、欲張って縞枯山まで歩いちゃおう!と・・・

2011_0123_072 この様子だと、縞枯山の展望台から雄大な八ヶ岳を眺めることが出来るかも・・・と胸躍ります。
しかし、ここ雨池峠から縞枯山への道のりは厳しい急登が待ち構えているのでした。

2011_0123_105 10m進んでは膝に手をつき、ハァハァと・・・orz
30分ばかりそんなことを繰り返してやっと山頂に到着です。

2011_0123_103 山頂からさらに展望台まで15分ばかり・・・

2011_0123_076 どの木々にも「海老の尻尾」が見事に成長中・・・

2011_0123_078 モンスターたちもお出迎え(笑)

2011_0123_084 ようやく着いた展望台の正面に広がるは、冠雪の八ヶ岳連峰。
最高峰の赤岳をはじめ、阿弥陀岳、硫黄岳、天狗岳の雄姿がはっきりと。

2011_0123_088 反対側に目を向けると浅間山ですね。
そのほか、北アルプス、南アルプスの山々のパノラマを楽しむことができました。
もう、さっきまでの急登の苦しさなどどこへやら・・・

2011_0123_111 そしてその急登を今度は下ります。
えっと、これは何をして・・・また尻餅? いえいえ、向こうの方からなんと「尻セード」で滑り降りてきているのです!(笑)
僕は6本爪の踏ん張りが効かなくなって逆にソリと化したアイゼンを利用してツルツルッとグリセードもどきで滑降。
これが実に楽しいのなんの・・・!(笑)

2011_0123_122 あんなに苦しかった急登も滑り降りたらあっという間。
ゴールのロープウェイ山頂駅まで、美しい樹氷群を眺めながら・・・

2011_0123_127 今日はブレスサーモ・アンダーシャツ、ポーラテック(パワードライ)のインナー、ポーラテック(サーマルプロ)のインナー、3レイヤーのゴアテックス・ジャケットの重ね着で、マイナス14℃(強風による体感温度はマイナス20℃?)もへっちゃらでした。

2011_0123_132 さて、現実ばなれした雪山での楽しいひとときもそろそろ終わりが近づいてきました。 モンスターたちに見送られて・・・

2011_0123_133 すっかり青空を取り戻した坪庭あたりの様子。
朝、到着したときの心配はいったいなんだったんだろう・・・という感じですね。

2011_0123_136_640 う~ん、北横岳が朝からこんな状態だったら・・・
でも、ガスって小雪の舞い散る北横岳だったから、ジャケットの袖に舞い落ちた雪の結晶の美しさに感嘆することもできたわけです。 いろんなコンディションをそれぞれに応じて楽しめる気持ちの余裕が何より大切なのかもしれませんね。

本日の歩行距離、約7km。
今日の北横岳で、すっかり冬の雪山ハイキングの味を占めてしまったようです。 さて、次はどこへ・・・。 また楽しい計画をさっそく明日から(笑)

 

 

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コメント

rikoパパさん

いやぁ、ステップアップなんてとんでもないです。
その季節季節を一番楽しめそうな山をミーハー感覚でチョイスしているだけですから・・・(笑)

それにしてもウェア素材の進歩には目を見張りますね。運動量に係わらずアンダーシャツは常にポカポカ、サラサラ・・・、大変快適でした。
靴は夏靴のつま先にホッカイロを詰めていきました(笑)
今回、対策面で一番心配だった部位でしたが、問題なく過ごせてホッとしています。

投稿: さだぼん | 2011年1月25日 (火) 22時07分

おはようございます。

今回は八ヶ岳ですか。懐かしいです。
男性的な南八もいいですが、女性的な北八もいいですね。
毎回確実にステップアップしているさだぼんさんを拝見してますと自分の若いころを思い出しました。

私は山から離れてずいぶんたちますが、ウェアも良くなったんでしょう。
ところで靴はどんなものをお履きですか。私の時代はコフラックのプラ靴でした。

次回は「千畳敷」じゃないかななんて勝手に想像しております。

投稿: rikoパパ | 2011年1月25日 (火) 10時26分

yukimaruさん

冬の気まぐれな山と理解しあうなんて僕には無理かも・・・(笑)

前日に新田次郎著「孤高の人」を読み終えたばかりということもあり、気温と風には少々過敏だったかもしれません。

自然の懐の中で遊ばせてもらう以上、特に冬山には常に畏怖の念が必要かもしれませんね。

投稿: さだぼん | 2011年1月24日 (月) 21時10分

こんばんは。

冬、雪の山岳の雰囲気が
伝わってきます。

ご愛嬌も・・・(笑)

八ヶ岳の山麓を
車で走っていた時期も有りました。


それとは
全く違う自然の恵みを
感じます。

自然と人間は戦う相手ではなく
理解いし合う相手かなと
思う小生です。

投稿: yukimaru | 2011年1月23日 (日) 23時45分

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