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2010年7月20日 (火)

野麦峠(1672m)、開田高原

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6つの峠越え、豪快なダウンヒル、そして目もくらむ絶景・・・。 峠好きのサイクリストにはたまらないコースだと思います。

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何しろ6つの峠で100km超の行程。
早朝からスタートするため、3時に高速に乗って約2時間半で木曽福島の道の駅「日義木曽駒高原」に。
あたりは一面、ガスで煙って山など何も見えません・・・。

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早朝とはいえ大型車の通るR19は避けて、旧中山道を。
さらに薮原手前から「こだまの森」へ抜ける旧街道をのんびり流します。
気温19℃の実に爽やかなスタートです。 

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旧街道らしい風景ですね。 沢山の石仏が旅路を見守ってくれているようです。

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今日ひとつめの峠、境峠(1486m)への登坂です。
8%程度の勾配ですが、登りはじめてからピークまで8kmという距離、それに中腹の別荘地を過ぎたあたりから写真のような200m以上見通せる直線があったりして、萎えてしまいます(笑)

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ところでせっかく苦労して登頂しても、楽しみにしていたダウンヒルがショボい・・・、なんてよくあることですが、今回の峠はすべて期待以上のダウンヒルを楽しませてくれます。
そして次はいよいよ本日のメイン、野麦峠です。

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アプローチの景色を楽しみながら・・・。

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石置屋根の見事なバス停!

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雪深い厳冬の峠越えでは凍死者も多かったとか。
これは当時避難用につくられた石室を復元したものだそうです。

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こちらが古来の野麦街道。
往時の厳しい峠越えを彷彿とさせるようです。

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10kmを越える長いアプローチのすえ、ようやく到達です。 残念ながら乗鞍岳は雲に隠れていましたが、こちらはその反対側。

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お昼にはまだまだ早いのですが、スタート地点で朝食を摂ってからすでに4時間。 「お助け小屋」で野麦そばをいただきました。
囲炉裏のそばで足を投げ出して、しばし休憩です。

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野麦峠からのダウンヒルも期待を裏切らないものでしたが、道幅が狭く、しかも高く茂った夏草でカーブの見通しが悪くなっており、下から登ってくるクルマには十分注意が必要です。
で、下り終わったかと思うとすぐに寺坂峠への登坂が始まります。
谷をぐるりとめぐる峠道ですが、頂上はなんてことの無い広場でした。

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しかしこの寺坂峠から高根乗鞍湖へのダウンヒルが実にイイんです!
自転車一台きりの独占状態です。

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高根乗鞍湖にかかる橋を渡ると本日4つめ、長峰峠(1350m)へのダラダラ坂のスタート。

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この峠もアプローチが長いのですが、途中からチラリチラリと御嶽山の雄姿が顔をのぞかせます。
それに励まされてか、あるいはランナーズハイの領域に入ったのか、インナー42Tを回すクランクがやけに軽く、スイスイと頂上へ登っていくことができました。

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しかし、そうは言っても頂上に着くとヘロヘロです(笑)
ボトルのなかは野麦峠の茶屋でもらった水が残りわずか。
図々しくも、目の前にあった長峰峠茶屋に入って「あのぅ、お水だけいただきたいのですが・・・」(笑)

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長峰峠からのダウンヒルもご覧のとおり。
期待を裏切らないどころか、もう最高のプレゼントって感じです!

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下りきった地点で後ろを振り返ると・・・、御嶽山のこの雄姿です。
ド迫力です。

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続く九蔵峠へは、常に右手に御嶽山とその裾野に広がる開田高原を眺めながらの登坂で苦しさを感じているヒマなどありません(笑)

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そしていよいよ最後の峠、地蔵峠(1335m)です。
しかし、その前に・・・

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地蔵峠への分岐手前にある「開田高原アイスクリーム工房」で、バニラ&とうもろこし(!)ソフトをいただきました。
これが実に美味いんですよ。
元気を出して最後の登坂にチャレンジです!

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3km程度のアプローチをぐいぐい登っていくと、展望台に到着です。
野麦そばなどすっかり消費し切ったお腹はぺこぺこ。 ようやく持参のコンビニおにぎりを頬張り、コーヒーを沸かして大休止。
時計の針は15時を示していました。

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展望台から少し登った頂上には、その名のとおり、お地蔵さんが祀られていました。 目じりを垂らして微笑む、いいお地蔵さんでしたね。

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下りの途中には、約100mの高さに及ぶ唐沢の滝を見ることが出来ます。
大雨が降り続いたせいでしょうか、豊富な水量にこの距離からでも圧倒されるようです。

本日の走行距離、104km。 約1年前から「次の夏にはぜひ」と考えていたプランを実現することが出来ました。
このコース、自転車雑誌などでは僕が辿ったのとは逆、つまり地蔵峠からの時計回りで紹介されているようですが、まず最初に境、野麦のメイン峠をクリアする方が楽なのでは?と感じますがいかがでしょう。
いずれにせよ、今年最高のサイクリングとなること間違いなしの素晴らしいコースでした。

 

 

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コメント

UGの兄♭♭♭さん

このコースは確か昨年、UGの兄♭♭♭さんがお仲間と走られたレポを受けて計画したものなんですよ。

ところで月夜沢峠、私もその気になってネットをググッてみたところ崩落が進行しており、もはや歩行でも通過は困難な模様です↓
http://ninjiny.exblog.jp/13724616/

信州方面を走られるときは、ぜひご一緒させてください。
足手まといにならぬよう頑張りますので・・・(笑)

投稿: さだぼん | 2010年7月30日 (金) 21時23分

おおー、行ってこられましたか。信州を代表するゴールデンコースですね。

すばらしいお天気だったようで、わくわくしながら走られた様子がビンビン伝わってきますよ。

私も、しんどい境峠を最初にこなして、最後に地蔵峠で御岳山を眺めるコース取りがいいと思います。

しかし、開田高原から極悪ダートの月夜沢峠を経由して野麦峠を越えたい気がするんですよねえ。

投稿: UGの兄♭♭♭ | 2010年7月30日 (金) 01時03分

taro427sc さん

お久しぶりです。
我々世代のサイクリストにとって、木曽、御嶽・・・というのはある種聖地のような憧れではなかったかと思います。
今回その一端にようやく接することができ、当時の先達の仲間入りが果たせたような、そんな図々しい気分に浸っています(笑)
多忙ななかのほんの一時間でも自転車に跨れば、また気分一新できるものかもしれませんよ。

投稿: さだぼん | 2010年7月23日 (金) 23時50分

このあたりは抜群のロケーションですよねェ。
それにしても六つの峠越えとオーバー100キロの走行とは恐れ入りました。
私もトーエイでランドナーをオーダーした翌年だったと思いますが、木曽福島から地蔵峠と開田高原、そして御嶽周辺を走りました。二日間かけてですが・・・。
もう、30年くらい昔の事でクルマの屋根に自転車を載せて走ることすら珍しい時代でした。
しかしながら最近は多忙でここ数カ月まったく自転車には跨ってないです。

投稿: taro427sc | 2010年7月23日 (金) 23時29分

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