京都北山 水尾~越畑~雲ヶ畑
天気予報とにらめっこしつつ、帰省を一日遅らせたのですが、雨は完全にあがり切らなかったようです。
でも、時雨模様のなかをしっぽりと走る嵯峨野は風情があって良いものです。
化野念仏寺を過ぎたあたり、鳥居本の「つたや」さんの前で。
まだ8時半なので観光客の姿もありません。
「つたや」さんを左に折れるとすぐに六丁峠への登りが始まります。
距離は短いものの、ウォーミングアップのまだ十分でない初っ端の峠にしては結構ハードかもしれません。
ダラダラした坂道をしばらく行くと「柚子の里」水尾に出ます。
「柚子湯」の看板があちらこちらに。
靄のかかった杉林のなかを走るのはなんとも言えぬ風情を感じる一方、僕以外誰一人歩いていない道ですから心細さもあります。
越畑の集落へ出てきました。 さっきまでのウグイスのさえずりから一変し、水の入った田んぼから聞こえるのはカエルの大合唱です。
このような風格ある旧家にもお目にかかれました(タイトル写真も)。
八重桜の花吹雪のなかを走ります。 道路にちり積もった花びらがタイヤと泥除けの間に詰まってしまいそうな、そんな花びらの絨毯の上を走り抜けました。
越畑から細野を横断し、国道162号線(周山街道)に出ると、今日の楽しみの一つだった「旧道笠峠」に足を踏み入れます。
写真の通り、ゲートを越えた向こう側はすっかり廃道の趣です。
何を踏みつけてしまうか分からないので、のんびり押し歩いて峠頂上まで近づくとここにもまたゲートが。
同行者がいればなんとかなりそうですが、一人でこのゲートの向こう側に自転車を、しかもキズつけないように注意して渡すのはなかなか難儀しました(笑)
ようやく見晴らしのきく場所へ。
ここでオニギリを食べることにしましたが、今にも崩れそうな路肩に足もすくみます(笑)
無事に笠峠を下り、再び周山街道へ。
沿道には風格ある旧家が並んでいました。
さて、杉坂まで戻ってきました。
このまま京見峠を越えて帰るか、真弓方面へ向かって持越峠を越えるか・・・。
まだ時間も早いので持越峠へ向かいました。
写真に見える鞍部が持越峠ですね。
最後は上賀茂神社周辺の保存地区に指定された町並みを散歩して本日のサイクリングを無事終了しました。
明け方まで降り続いた雨でしたが、この日は笠峠を越えるまで時雨続けました。
でも、逆にそれが北山の風情をとても上手く演出してくれたようで、気持ちよいランとなりました。
【おまけ】
朝、嵯峨野鳥居本へ向かう途中、御室仁和寺から福王子寄りにあったセブンイレブン。
こんな瓦屋根のコンビニなど東京では見たことありません。
きっと風致地区だからなのでしょうか、お隣のカソリンスタンドも瓦屋根でした(笑)
| 固定リンク
「サイクリング」カテゴリの記事
- 八丁峠(2014.11.03)
- 一ノ瀬高原 柳沢峠(2014.10.25)
- 八ヶ岳高原ライン、瑞牆クリスタルライン(2014.10.19)
- 巾着田、曼珠沙華(2014.09.23)
- 成木・小曽木街道ポタリング(2014.09.07)
コメント